まずは特に評判の…

平成28年度審査委員特別賞・奨励賞受賞
の推奨品をご紹介


     

(1)【特別賞】髙田耕造商店 紀州産 からだ用棕櫚たわし 檜柄/㈱コーゾー TEL.073-487-1264

(2)【奨励賞】竹スピーカー Kaguya/ウメダ電器 TEL.073-422-1263

(3)【奨励賞】本ノ字饅頭/㈱総本家駿河屋 TEL.073-477-7151

(4)【奨励賞】一六一八 実 あらかわの桃/㈱カワ TEL.0737-65-2600





残間 では知事と一緒に、プレミア和歌山をじっくり味わいたいと思います。知事、みなさん、よろしくお願いします。

一同 よろしくお願いします。

残間 今日はみなさんからリクエストをいただいた商品を中心にお出しするんですが、まずは平成28年度のプレミア和歌山審査委員特別賞、奨励賞の受賞商品をご紹介したいと思います。




クセになる繊細なシュロブラシの肌触り


残間 最初は最優秀賞である特別賞を受賞した『髙田耕造商店 紀州産 からだ用棕櫚たわし 檜柄』です。棕櫚(シュロ)というのはヤシ科の樹木でして、昔から樹皮が繊維として活用されてきました。品質の高さもさることながら、この事業者が農家と協力して県内にあったシュロ山の復活から手がけたことも大きく評価されました。

幸田 これは要するにボディブラシなんですよね。

残間 高級ボディブラシです。実は私、すっかりファンになっています。一見、肌触りが悪そうなんですが、十分に濡らして湯船で使うと、実に気持ちがいいんですよ。
 一本一本完全な手作りで、柄は檜の削り出しなので高級感がありますでしょ? 最近はフランスからも引き合いがあるそうです。

クミコ 一度使ってみたんですが、ちょっと私にはインパクトが強すぎるというか、硬そうな感じで……





クミコ(左)●歌手。『わが麗しき恋物語』が“聴くものすべてが涙する歌”としてヒット、一躍脚光を浴びる。2010年には『祈り』で第61回NHK紅白歌合戦に初出場。2017年には『デラシネ déraciné』が、第59回日本レコード大賞優秀アルバム賞を受賞。

残間里江子(ざんまりえこ)(右)●プロデューサー。各界で活躍する119人のパネリストによる10日間連続大型トークセッション 「大人から幸せになろう」などの自主企画事業など、文化イベント等を多数企画・開催。新しい「日本の大人像」の創出を目指す会員制ネットワーク「クラブ・ウィルビー」を主宰。プレミア和歌山推奨品審査委員会委員長を務める。


残間 最初の一週間ぐらいは少し硬めかもしれませんが、どんどん馴染んできますよ。

仁坂 すぐ諦めないで、一月くらいは頑張ってみてください。

クミコ 諦めが早すぎたんですかね。もう一度チャレンジしてみようかな。

残間 実は今日残念ながら欠席の荻野アンナさんなんですが、「大変気に入ってしまい、毎日使ってます」とメッセージが届いています。

幸田 へえ! 私も使ってみようかしら。クミコさん、「インパクトが強い」と良い言い回しをされましたが(笑)、実は私も抵抗感がありました。しっかり馴染ませてから使いたいと思います。




竹の微妙な歪みが澄んだ響きを生み出す


残間 続いては奨励賞を受賞した『竹スピーカーKaguya』です。こちらも個性的な製品です。ボディが竹製であるということと、無指向性、つまり全方位的に音が出るのが特徴です。

鈴木 形が個性的だね。

幸田 これは本物の竹ですか?

仁坂 ええ、もちろん本物ですよ。

幸田 大きな竹を使ってるんですね! こんな太い竹は、集めるだけでも大変そう。







残間 無指向性、つまり音の出方に方向性がないというと違和感がありそうですが、考えてみると楽器が響く時って360度で拡散します。無指向性ですよね。こちらの方が自然と言えば自然です。

仁坂 実はみなさんと同じくプレミア和歌山パートナーの山本一力さんが、昨年2月のプレミア和歌山新規認定品をお披露目する内覧会でこのスピーカーを凄く気に入ってくれました。3月に『坂本龍馬お別れ会』というイベントに出演されたのですが、その際の月琴の生演奏の音響装置として、このスピーカーを使うよう推薦してくださったんです。

残間 確かに坂本龍馬にはコンサートで使っているようなスピーカーよりも、竹のスピーカーがふさわしいかもしれませんね。
 理論としては、竹の微妙な歪みや節のせいで、内部で音が乱反射することにより、音の濁りを取る効果があるそうです。
 実際に音を聞くとおわかりいただけると思いますが、何か優しく空間を音で満たしてくれるようなサウンドなんですよね。本当に目の前で楽器が演奏されているような気持ちになってきます。





泉麻人(いずみあさと)●コラムニスト。慶應大学卒業後、編集者を経てコラムニストに。著書に『大東京23区散歩』『80年代しりとりコラム』など。東京や時代風俗に関する著作を多く著す。各地の食文化にも詳しい。


 僕、ここの社長の梅田さんという方と少し話したんですが、最初は青竹でやっていたそうです。ところが使っていくうちに青竹だと割れてしまうんですね。
そこで竹を燻すことで割れなくなったそうです。茶色く艶やかになるので、外見も高級感が出ますよね。山形に竹を燻す職人さんがいて、竹を送って燻してもらってるそうです。
 こんな風に和歌山発のアイデアが、他の地域と交流しながら、今までにない良い製品が出来上がる、というのもいいですよね。

残間 さて、ここからは食品になります。同じく平成28年度奨励賞を受賞した『本ノ字饅頭』です。




地元で愛され続ける極上の味


残間 非常に歴史のあるお菓子でして、紀州徳川公が参勤交代の際に携行されたと記録にあります。生産者の駿河屋は室町時代創業でして、発祥は京都伏見ということです。

仁坂 実は本ノ字饅頭は、和歌山県内の店舗でしか販売していません。通販もしてないんです。今日はここのホテルにレシピをお渡しして、最終工程のみ加工してもらったものをお出ししています。和歌山県以外でできたての本ノ字饅頭が食べられるのは、貴重なんですよ。





仁坂吉伸 和歌山県知事●和歌山県出身。経済産業省を経て2006年より現職。


 ほんのりと酒の香りがしますね。

残間 製法は「麹ともち米を混ぜて発酵させたもち生地に小麦粉を混ぜ、餡を包んで

寝かせた後、せいろで蒸す」とあります。

 ある意味、非常にシンプルな饅頭なんですが、完成度が高いというか。そしてまた「本」の字の焼印がきれいですよね。私、この焼印を押す現場を見たことがあるんですが、職人さんの技が見事で、思わず見入ってしまったのを覚えています。

幸田 確かに鮮やか。

残間 実は駿河屋は数年前に一度、破産しています。翌年に復活を果たすんですが、その時は本ノ字饅頭を求める人が、長蛇の列を作ったそうです。地元の方に本当に愛されている製品なんですね。




桃の美味しさの黄金比を追求!


残間 平成28年度審査委員賞で最後に紹介するのは奨励賞受賞のシャーベット『一六一八 実(みのり) あらかわの桃』です。あまり知られていませんが、実は和歌山県は有数の桃の産地です。生産量は全国で4位、西日本では1位ですね。

 「あらかわの桃」というのは、紀の川市桃山町で生産されているブランド品種でして、この美味しい桃をシャーベットで丸ごと味わっていただこうというものです。いかがですか?

クミコ あ、これは桃の香りがすごいですね。ストレートに桃を感じます。

幸田 口いっぱいに桃の風味が広がっています。

残間 桃らしさを強くしようと果肉や果汁の含有率をやみくもに上げると、シャーベットにならなくなるようです。それで限界値を探ったところ、46%に行き着いたということです。ちなみに商品名の“一六一八”は、黄金比の1対1.618から来ています。

 さすがに受賞商品ということで、いずれも和歌山の生産者の工夫・情熱がつまっていて、頭が下がりますね。
 では、次の推奨品の紹介に入りたいと思います。まずは飲料から出してください。





               

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本日のお飲み物


高評価の和歌山発クラフトビール
果実を活かした爽やかドリンクも


   

(1)紀州果実シロップ/中野BC㈱ TEL.073-482-1234

(2)ナギサビール ペールエール/ナギサビール㈱ TEL.050-3820-8958

(3)和歌のめぐみ 南紀の完熟にごり梅酒/㈱世界一統 TEL.073-433-1441

(4)特撰 本醸造「熊楠」/㈱世界一統 TEL.073-433-1441

(5)スカッと柿酢/紀北川上農業協同組合 TEL.0736-42-5361





残間 今日は5種類用意しました。順次、お食事とともにお出ししますので、お飲み物については、その都度コメントをいただきたいと思います。
 では、まずは『ナギサビール ペールエール』で乾杯しましょうか。こちらはクミコさんと鈴木光司さんのリクエストですね。では知事、乾杯のご発声を。

仁坂 それでは乾杯!

一同 乾杯!




ナギサビールに好評価が続々!


残間 このビールはその名の通り、上面発酵のエールタイプです。日本で一般的なラガーとはずいぶん違いますよね。厳選されたホップと麦芽を数種類使っていまして、フローラルな香りと深いコクが特徴です。水もプレミア和歌山認定の『南紀白浜富田の水』を使っています。
 火入れもフィルター濾過もしていませんので、少し濁りがあります。要冷蔵保存というだけあって、まさにフレッシュという感じです。リクエストした方々、いかがでしょう?

クミコ いけますね。地ビールというとクセのあるものが結構多いんですが、これは優しい口当たりなんですけどコクも楽しめます。

鈴木 これは旨いよ! 当たり。

残間 最近は地ビールというより、クラフトビールという形でブームが来てますね。ナギサビールというのは白浜町にありまして、平成8年創業です。クラフトビール界では古株として知られています。

幸田 私もこういうビール好きです。香りが豊かというか。スーッと体に入っていきますね。





幸田真音(こうだまいん)●作家。米国系銀行や証券会社でディーラーなどを経て、96年に『小説ヘッジファンド』で作家に。主な著書に『日本国債』『スケープゴート』『天佑なり』で新田次郎文学賞受賞。最新刊は『大暴落』。


               

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お寿司と器


珍しい生鮪の押し寿司を
湯浅醤油でいただく。器にも注目




(1)生鮪押し寿司/まえ田 TEL.0735-23-1002

(2)三年熟成 濁り醤 匠/㈱角長 TEL.0737-62-2035

(3)※器 漆ガラス食器(黒江JAPAN)/塗り工房ふじい TEL.073-483-0323





残間 最初のお料理はお寿司です。和歌山はサバやサンマのお寿司、柿の葉寿司などが有名ですが、今回お出しするのは生鮪の押し寿司という珍しいものです。これは泉麻人さんのリクエストです。

幸田 生の鮪の押し寿司なんて初めて。色がきれいですね。

残間 那智勝浦港は生鮮鮪の水揚げは日本一です。モチモチ食感の鮪と米の旨味をご堪能ください。お醤油は湯浅町の天保年間創業、角長の『三年熟成 濁り醤 匠』をご用意しました。湯浅町は先ごろ、醤油発祥の地として日本遺産にも認定されましたね。

仁坂 「『最初の一滴』醤油醸造の発祥の地 紀州湯浅」というものでして、これを機に湯浅町では醤油文化を元に、様々な形でまちづくりに生かそうとしています。

 お寿司もお醤油も、期待通りの美味しさだ。




漆器の艶やかさをガラス食器で実現


残間 さてみなさん、お寿司を乗せているお皿にもご注目ください。こちらもプレミア和歌山認定の『漆ガラス食器(黒江JAPAN)』です。ガラスの裏面から特殊な漆を吹き付けた上でコーティングしてあります。





クミコ これガラス?

幸田 最初、漆かな? と思ったんですが、持つと重いんですよね。これ素敵ですね。

残間 フォークやナイフが使えて、しかも食洗機対応です。

クミコ それは助かります。

               

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メイン〜お肉を中心に


合鴨にジビエの猪肉と鹿肉
和歌山産のマッシュルームをアヒージョで




(1)紀州鴨/太田養鶏場 TEL.0737-62-2895

(2)いの屋の猪肉/いの屋 TEL.073-461-5102

(3)しらまもみじ(鹿)/ジビエ工房紀州 TEL.0738-70-4051

(4)恋野マッシュルーム/㈱恋野マッシュルーム TEL.0736-26-5011





残間 メインが出てきました。今日はお肉中心です。
 まず『紀州鴨』をローストにしたものに温野菜を添えてあります。有田地方の広々


紀州鴨のロースト

とした畜舎でストレスのない環境で育てられた合鴨です。

 それからジビエを2種類。『しらまもみじ(鹿)』と『いの屋の猪肉』です。プレミア和歌山にはジビエもあるんですよ。どちらも野山を駆け巡っていた野生のものです。猪肉は泉麻人さんと鈴木光司さん、鹿肉は幸田真音さんよりリクエストいただきました。




ジビエに格付けを行っているのは和歌山だけ


仁坂 和歌山県では野生鳥獣による農作物被害が深刻で捕獲していますが、これを何とか食材や観光資源にできないかと、解体処理施設や食肉流通システムの整備を推進しています。
 他県でも似たような取り組みはしているんですが、和歌山はちょっと違います。個体ごとに「わかやまジビエ肉質等級制度」に基づいて格付けを行なっていて、これをプレミア和歌山認定の条件にしています。というのもジビエは野生だけに、肉質の個体差が大きいんですね。プレミア和歌山のジビエは、当たり外れなく安心して食べられますよ。





鈴木光司(すずきこうじ)●作家。代表作『リング』『らせん』シリーズは800万部のベストセラー。ハリウッドでも映画化され、第3弾の『Rings(邦題:ザ・リング/リバース)』が2018年1月より公開。




いの屋の猪肉と根菜グリルのスパイシーラケ


鈴木 この豚、いや違う猪か、旨いですね。野性味がたまらない。

仁坂 猪は脂が旨いんですよね。

幸田 鹿も美味しいです。日本ではマイナーですけど、ヨーロッパあたりだとジビエの方が断然、格上ですよね。レストランに行くと、「ジビエなので散弾にご注意ください」とか言われます。





しらまもみじの赤ワインブレゼーとカランツの入ったポテトピュレ






残間 ここで『紀州シトラスハイボール』が出てきました。梅、温州みかん、はっさく、じゃばらの4種がミックスされた『紀州果実シロップ』にバーボンウイスキーを加えて炭酸で割ったものです。県と中野BC㈱、サントリー酒類㈱との共同開発で生まれました。肉料理に合うんじゃないでしょうか。

クミコ さっぱりとしていいですね。また食欲が湧いてきそう。甘みだけでなく少し苦味があるところがまたいい。

残間 お酒が苦手な方は、『紀州果実シロップ』を炭酸で割るだけでも美味しくいただけます。

残間 メイン料理の最後は『恋野マッシュルーム』です。今日はアヒージョ(オリーブオイルとニンニクで煮込むスペイン料理)でお召し上がりください。国産のマッシュルームは珍しいんですが、和歌山県は近畿最大の生産量があります。肉厚ですからアヒージョやソテーにはぴったりではないでしょうか。



マッシュルームと小海老のアヒージョ


仁坂 恋野というのは橋本市の地名なんですが、ここには「中将姫」伝説というのがありましてね。奈良時代、中将姫という藤原豊成(藤原鎌足の曾孫)の姫が継母に殺されそうになって、恋野に逃れてきたらしいんですよ。そこで亡き母を恋いながら隠れ住んだことが地名の由来ということです。

 その中将姫って、薬の商品名にも使われていますね。中将姫は薬草の知識があったみたいで、その知識が伝わった薬だということですよ。

幸田 そうだったんですね……





残間 また新しい飲み物が出て来ました。㈱世界一統の日本酒『特撰 本醸造 「熊楠」』と、清酒に南高梅の果肉を加えた和のリキュール『和歌のめぐみ 南紀の完熟にごり梅酒』です。こちらもお召し上がりください。
 ㈱世界一統は博物学で有名な南方熊楠の実家にあたります。2017年は生誕150年でした。鈴木光司さんは蔵元に行ったことがあるんですよね?

鈴木 はい。やはり酒蔵というのはいいものですね。お酒がピチピチと生きているところですから気分が上がりました。南方熊楠は僕も尊敬してますから、その親族が今もお酒を作っているというのは感慨深かったです。

幸田 この『和歌のめぐみ』、日本酒ベースのせいか、香りが普通の梅酒とは違いますね。ふわりと香る感じで独特です。飲み口もとろりとした感じ。

               

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茶粥と梅うどん


茶粥と合わせるとさらに美味しい品々
さっぱりいただける梅うどんも美味




(1)茶粥 ※和歌山県の伝統食。プレミア和歌山商品ではありません。

(2)有機梅干/竹内農園㈱ TEL.0739-34-0137

(3)紀州金山寺味噌/あみ清 数見商店 TEL.0737-62-2318

(4)しらす佃煮/まるとも海産 TEL.0737-63-4555

(5)生 梅うどん/㈱ナルト TEL.0737-53-2461





残間 この辺でお粥とうどんでお腹を落ち着けましょうか。
 まず『茶粥』ですが、こちらはプレミア和歌山商品ではありません。和歌山県や奈良県の郷土料理でして、ほうじ茶でお粥を炊いたものです。梅干しや金山寺味噌、佃煮などをおかずにこの茶粥をいただくのが、和歌山のスタイルと聞いております。
 今日は『有機梅干』、『紀州金山寺味噌』、『しらす佃煮』の三点盛りにしました。『有機梅干』は、有機栽培した南高梅を自然塩だけで漬け込んだものです。調味料無添加ですから、梅そのものの味を楽しめると思います。





『有機梅干』『紀州金山寺味噌』『しらす佃煮』




茶粥が和歌山名産品を引き立てる


幸田 茶粥いいですね。ホッとする味というか、風邪の時にも食べたい気がします。

残間 ほうじ茶の香ばしさと程よい苦味が、梅干しの酸味、金山寺味噌の甘みを引き立ててくれると思います。

クミコ しらすの佃煮にも合いますよ。

残間 しらすは金山寺味噌とならんで和歌山の名産ですね。しらすはイワシの稚魚ですけど、これは大変傷みやすい魚で、網にかかった瞬間に死ぬそうです。ですから鮮度を守るには時間の勝負でして、水揚げしてから茹で終わるまで、わずか12分ほどの早業と聞いています。
 『生 梅うどん』はいかがですか? これはクミコさんからのリクエストですね。南高梅の梅肉を練りこんだ、ピンク色のさわやかな香りのうどんです。

国内産小麦を使って、なめらかな食感と同時にしっかりしたコシもあります。こちらのうどんは2013年の「うどん日本一決定戦評価部門」で準優勝したこともあり、単なる梅を使ったアイデア商品ではない本格派です。

幸田 いや、茶粥もいいですけど、梅うどんも美味しいですよ。香りが素敵。

               

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お待ちかねスイーツ


フルーツ王国・和歌山の
スペシャルな逸品たち




(1)まりひめプレミアム 毬姫様/和歌山県いちご生産組合連合会 TEL.073-441-2904

(2)滝橘園のみかん(田口早生)/滝橘園 TEL.0737-88-7661

(3)オランジェ:サンタマリア/特定非営利活動法人ジョイ・コム TEL.073-446-2311





残間 さあ、最後のお待ちかねのスイーツです。
 いちごは『まりひめプレミアム 毬姫様』です。和歌山県のオリジナル品種で『まりひめ』というのがあるんですが、その中でも一粒35グラム以上で、糖度9度以上のものを厳選した特別ないちごです。これは幸田真音さんのリクエストでご用意しました。いかがですか?

幸田 大きいだけじゃなくて、しっかり甘いですね! 最近は大きないちごが珍しくないんですけど見た目ばかりで、食べると「あれ?」みたいなのも多いんですが。これは確かにプレミアム。
 いちごもいいんですが、こちらのみかんがまた美味しいですね。




あえて実をつけない枝をつくり、濃厚な味わいを実現


残間 それは『滝橘園のみかん』でして、これは凝った栽培方法をされています。一本のみかんの木で、実をつけさせる枝と実をつけさせない枝、光合成専用枝に分けることで、濃厚な味わいを実現しています。たいへん手間がかかるそうです。

幸田 みかんらしいみかんというか、ただ甘いだけじゃなく心地よい酸味もしっかりありますね。最近の果物にありがちな、ただ甘さに走ったものではないです。

クミコ 味が深い!





残間 次は『オランジェ:サンタマリア』です。国内では栽培するのが難しいと言われているグループフルーツですが、和歌山県では作っているんですね。『サンタマリア』という品種なんですが、この皮を砂糖漬けにしてチョコレートでくるんでいます。防腐防カビ剤不使用ですから、皮も安心して食べられますよ。強い苦味と酸味、そしてチョコレートの甘味の絶妙なハーモニーをお楽しみください。

クミコ 苦味がしっかり利いていて、オレンジピールのものよりもさらに大人の味ですね。

残間 締めのドリンクとして『スカッと柿酢』はいかがでしょうか。柿は和歌山県が生産量日本一なんですが、これをじっくり熟成させた柿酢に果糖を加え、レモン風味で飲みやすくなっています。泉麻人さんのリクエストでしたね。いかがでしょう?

 酢のドリンクって飲みにくい印象がありますが、これはツンと来なくて飲みやすいです。

残間 さて、駆け足で紹介させていただきましたが、これで本日の試食&座談会は終了です。

仁坂 パートナーの皆さんには、気に入った商品は、ぜひとも積極的に発信していただければと思います。

残間 今日はありがとうございました。

一同 ありがとうございました。

(終わり/2017年11月開催)





               

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