プレミア和歌山パートナーが選ぶお取り寄せしたいプレミアな逸品

「プレミア和歌山」の魅力を情報発信する「プレミア和歌山パートナー」。各方面で活躍中の様々な方々が就任して、プレミア和歌山を応援しています。ここでは、そのパートナーたちがお取り寄せしておうちで楽しみたい逸品を紹介します!

泉 麻人さん(コラムニスト)

極上本煉羊羹 栗 (株式会社 総本家駿河屋)

「駿河屋」は紀州徳川家・徳川頼宣の時代に始まる練羊羹の老舗だという。
この栗羊羹、餡の味もいいけれど、
ぎっしりと詰まりすぎるほどに詰まった栗の量にびっくりした。 Partner's voice

泉 麻人(いずみ あさと)●慶應義塾大学卒業後、編集者を経てコラムニストに。近著『1964 前の東京オリンピックのころを回想してみた。』『東京23区外さんぽ』『大東京のらりくらりバス遊覧』など、東京や時代風俗に関する著作を多く著す。各地の食文化も詳しい。

荻野アンナさん(作家)

有田山椒エール (有限会社 アオキヤ)

口に含むと山椒の香りが鼻を抜ける。飲み干した喉でもう一度山椒を味わう。
辛みはなく、柔らかな刺激が心地よい。肉にも魚にも合うが、
肴いらずでいくらでも飲めてしまう。爽やかな青空のようなエールだ。 Partner's voice

荻野 アンナ(おぎの あんな)●作家/仏文学者 パリ第4大学に留学、ラブレーを研究。帰国後、研究のかたわら執筆活動を始め、『背負い水』で芥川賞受賞。温泉、旅好きで、エッセイにも定評がある。

クミコさん(歌手)

昔ながらのすっぱい梅干 (坂忠商店)

ああ、これだこれだと、この梅干しを口に入れた途端思った。
梅と塩と太陽と。この三つの恵みから生まれた梅干しは、私の祖母の味だ。
小さい頃から馴染んできた祖母の梅干しの味だ。
カリカリと種を噛み、ちゅろちゅろと種の隙間を啜る。
ひゃあと突然酸っぱい汁が飛び出す。こんな楽しみにありついたのも久しぶり。
なんと愛おしい。一粒で何度も楽しめる。日本の正しい梅干し、見っけ。 Partner's voice

クミコ●歌手 「わが麗しき恋物語」が“聴くものすべてが涙する歌”としてヒットし、一躍脚光を浴びる。2010年、「INORI~祈り~」で第61回「NHK紅白歌合戦」初出場。11年3月11日、石巻市で東日本大震災に遭遇し被災。以来、支援活動も積極的に行う。

幸田真音さん(作家)

イブ美豚のシャルキュトリ詰め合わせ (株式会社 イブファーム)

私は、もともとポークが大好きですし、シーズンになるとジビエも好んでいただいてきたの
ですが、和歌山の猪豚はその両方の「いいとこ取り」をした感じですね。一般的な豚より
さらにコクがあり、お肉の味に深みがあって、とても美味しく仕上がっています。
保存料がいっさい使われていないという点もいいですね。

ケーゼはそのまま、薄くスライスした大根やラディッシュをそえて、オードブルにして、
ビアシンケンは片面をこんがり焦げ目がつくぐらいにまで焼いて、粒マスタードやザワー
クラウト(キャベツの酢漬け)を添えて、あらびきやフランクはフライパンでパリっとあぶったあと、
いま流行りのハリッサ(唐辛子を使ったペースト状の辛味調味料)をつけて、
冷たい白ワインと一緒にいただくと最高です。
大好きなホワイトソーセージは、軽く茹でて、ちょっとドイツ風にアプリコットのジャムを添えて
いただくと美味しいですよ! Partner's voice

幸田 真音(こうだ まいん)●米国系銀行や証券会社でディーラーなどを経て、95年『小説ヘッジファンド』で作家に。主な著書に『日本国債』『凛冽の宙』『日銀券』昨年テレビドラマ化された『スケープゴート』ほか多数。『天佑なり 高橋是清・百年前の日本国債』で新田次郎文学賞受賞。最新刊は『天稟(てんぴん)』。

鈴木光司さん(作家)

近大キャビア (株式会社 アーマリン近大)

生まれて六十年以上が経つというのに、世界三大珍味の筆頭、
キャビアを食べたことがなかった。
10年ばかり前に一度チャンスがあったが、惜しいところで逃した。
ある立食パーティの席でグラス片手に談笑していたところ、
「キャビアが出た」という喚声がどこからともなく上がり、
料理皿の並ぶテーブルの方に目をやると、
大勢の客が殺到しているのが見えた。
「さもしいなあ」と余裕の表情を保ちつつ、
内心焦りながらテーブルに駆け寄ったのだが、時既に遅く、
キャビアはひと粒残らず大皿から消えていた。
最初から猛ダッシュすべきであったと、後悔したものである。
このたび、人生初のキャビアを、自宅で、ゆっくり堪能することができた。
水と氷の入ったボールに冷凍キャビアの缶を漬けて1時間ばかり待ち、
缶の蓋を開けたときには、黒く小さな粒の輝きが、神々しく感じられたほどである。
妻とふたりで豊潤な香りと味を堪能し、贅沢な時間を過ごすことができました。
ありがとう、KINDAI CAVIAR。 Partner's voice

鈴木 光司(すずき こうじ)●90年の『楽園』(日本ファンタジーノベル大賞優秀賞)でデビュー。『リング』『らせん』シリーズが計800 万部のベストセラーとなり、ハリウッドでも映画化。2013年アメリカのシャーリー・ジャクスン賞を日本人で初めて受賞。1890年に和歌山県串本町沖で遭難したトルコのエルトゥールル号の史実を題材とした小説、『ブルーアウト』を2015年に上梓。最新作は『海の怪』。

弘兼憲史さん(漫画家)

いの屋の猪肉 (いの屋)

私は亥年である。そのせいでもないだろうが、猪肉は大好物である。 味は豚肉より旨味が強く変な脂っこさがない。
此の度、「いの屋の猪肉」肩ロースとバラ肉を事務所のスタッフといただいた。
初めて食べる若いスタッフは、獣感があるのか箸をつけるのに躊躇していたが、
一口食べるとその後は箸が止まらなかった。
肩ロースは「しゃぶしゃぶ」で、バラ肉はすき焼きにしたが、
いずれも臭みもなく、薄切りにしてあったので柔く、想像を超えるうまさだと
異口同音に感想を言った。おそらく「いの屋」さんの血抜きの処理が完璧なのだろう。
食べて初めてわかる猪肉のうまさをもっと多くの周囲の人間に知って欲しいと思った。 Partner's voice

弘兼 憲史(ひろかね けんし)●漫画家 松下電器産業に勤務の後、1974年漫画家デビュー。代表作は『島耕作』シリーズ、『人間交差点』『黄昏流星群』など。07年には紫綬褒章を受章。

山本 一力さん(作家)

赤実山椒、塩実山椒 (株式会社 しおん)

香り高く、洋食にもイケる万能調味料。
最近我が家で流行している「ポテ」という
バスク地方の冬の鍋のようなものに使ってみました。
塩麹と塩に漬け込んだ豚の三枚肉(ここが一番手がかかります)と
ソーセージやベーコンジャガイモ、にんじん、キャベツ、玉ねぎ、
そして今回は和野菜・レンコンを厚切りにしたもの、昆布を一枚、
月桂樹の葉っぱ、そして山椒の実。
これにひたひたにお水をいれて厚手の鍋で蓋をして1時間半で出来上がり。
大量の根菜をすごい量食べられるので、週に一度はやっております。
和の味が大きな主張をせず、でもピリっと独特の風味を醸し出すポテになりました。
野菜は、ジャガイモ一個をそのままくらいの大きさで作ります。
そのお野菜ひとつひとつに山椒の風味が広がっていくらでも食べられるポテの出来上がり。
この冬、この山椒と和歌山の野菜や肉を使って「和歌山ポテ」を楽しむ予定です。 Partner's voice

山本 一力(やまもと いちりき)●通信機輸出会社、旅行会社、広告制作会社など経て、1997年『蒼龍』でオール讀物新人賞受賞してデビュー。02年『あかね空』で直木賞受賞。08年、和歌山県新宮市を舞台にした作品『いかだ満月』執筆。

スタイリング : 内山ゆき(旬香舎)  写真 : 岡戸雅樹
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